甲状腺疾患を心配される方へ
当院では、糖尿病だけでなく健診などで甲状腺が腫れていると指摘され受診される方も多くなっています。
最近、都内においては「甲状腺専門クリニック」も多く開業されているようで、また甲状腺専門の有名病院もあります。そういった本当の意味での専門医療機関にかかるべきか否か心配されている方も多いようです。
当院の果たすべき役割、出来る事は何か考えてみます。
甲状腺疾患のスクリーニング検査(最初に行う検査の事で、採血、超音波検査になります)は、クリニックで行っても大学病院で行っても基本的には項目は同一になります。
大事なのはその結果の解釈になると思います。
当院では、なるべく患者さんの不安を解消出来るように丁寧な病気の説明を心がけています。
また、絶対数は少ないですが更なる精密検査(穿刺吸引細胞診、手術、アイソトープ検査・治療など)が必要と判断した方は、高次医療機関へ適切かつ速やかな紹介を出来るように気をつけています。
甲状腺でそれほどの重症の病気は珍しいのですが、大きな出来物に関しては、悪性の可能性が低くても一度は穿刺吸引細胞診を受けて頂くようお話しています。
甲状腺疾患が心配な方は、一度御相談頂ければと思います。