diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

禁煙外来のすすめ

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たばこが、健康を損ねる事については議論の余地がないと思われます。

様々ながんのリスクが高まり、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの患者さんが喫煙をすると、心筋梗塞脳梗塞などの動脈硬化性疾患のリスクが飛躍的に高まります。

東京五輪が近づき世の中も禁煙を推進するムードが高まっていますし、たばこの値上がり傾向も続いています。

 

そこで禁煙外来をお勧めしています。

 

禁煙外来では、禁煙補助薬(飲み薬、もしくはパッチ)を使用して3ヶ月間保険適応で禁煙に取り組みます。たばこがやめられないのは決して意思が弱いからだけでなく、ニコチン依存症になっているからです。そこで「気合い」だけでなく、禁煙に伴う離脱症状を和らげる薬を使用しながら、医療者の応援も受けながら進行していきます。

具体的な手順ですが

 

①初診時にニコチン依存症であるかどうかのチェックのため問診票を記入して頂きます。

②近年開始日を決定し、禁煙宣言書にサインして頂きます。

③毎回、呼気中の一酸化炭素を測定し、禁煙が順調にいっているかチェックします。

④受診回数は、初診を含めて計5回(2週間、2週間、1ヶ月、1ヶ月の間隔です)です。

 

禁煙を希望される方はお気軽に御相談ください。