diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

雇用時健診、定期健診行っています。

当院では、市の特定健診などの他に、自費での雇用時健診、定期健診を行っています。身体測定、視力、聴力検査、心電図、胸部レントゲン写真、採血(外注)検査が可能です。

 

電話で御予約頂ければ、待ち時間の少ない時間を御案内します。採血検査がない簡易的な健診ではその場で結果をお渡ししています。採血検査がある場合は、結果は後日となりますが、希望あれば郵送でも対応しております。

 

最近、雇用時健診で受診された患者さんが、近隣の市の方であったため当院を受診した理由をお尋ねした所、なかなかすぐ健診を行える病院やクリニックが見つからず大変困ったとおっしゃっていました。こちらとすると意外でしたが、他の市の方が健診でネット検索して当院がヒットしたのはさらに驚きました。

 

 

10月12日(土)診察時間短縮のお知らせ

台風19号の影響を考慮し、10月12日土曜日の診察時間を8時30分から10時30分までと短縮させて頂きます。それ以降のお時間でご予約の患者様は、予約日の変更もしくは、それまでのお時間に来院をお願い致します。また、台風の状況によっては、休診とせざるを得ない可能性もありますので、来院前にホームページや電話での確認をお願い致します。

クリニック勤務に興味ある医師募集中です

当院では、常勤、非常勤問わず医師を募集しております。詳細は、採用情報を見て頂けますと幸いです。直接応募の先生は、優遇させて頂きます。

 

下記メールアドレス、もしくはクリニックの電話宛にお気軽に連絡してください。最大限、先生方の状況に合わさせて頂きます。

ご連絡用メールアドレス

sokapartners●yahoo.co.jp
(●の部分を@におきかえて送信ください)

 

高血圧ガイドラインが5年ぶりに改訂

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2014年以来5年ぶりに高血圧ガイドラインが改訂されました。

日本には推計約4300万人の高血圧症の患者がいますが、そのうち治療を受けてコントロールしている患者が1200万人に過ぎない状況だそうです。

今までのように「高血圧症」となったら治療を始めるのではなく、より早期の少し高くなった段階から注意しようというのが主なメッセージです。

 

 

「高血圧症」の基準は140/90 mmHg以上と据え置きでしたが、120-129/80,mmHgが「正常高値血圧」、130-139/80-89 mmHgを「高値血圧」と位置づけ、より早期での血圧管理を推奨する内容となっています。

 

糖尿病患者の降圧目標に関しては、診察室血圧130/80 mmHg未満、家庭血圧125/75 mmHg未満という事で大きな変更はありませんでしたが、後期高齢者含めて全体的に厳しく血圧を管理しようと言う方向性です。

 

ちなみに、「正常血圧」は120/80 mmHg未満のことです。

 

皆さんやご家族は、正常血圧でしょうか?

最善の糖尿病治療は人それぞれ違う

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糖尿病治療において、これがベストと言い切れる治療法はなく、それこそ十人十色といったところです。

 

もちろん、医学的には推奨される治療法というのは存在するのですが、結局のところ絵に描いた餅になって継続出来なければ意味がないということです。

 

例としては

・1日4回のインスリン注射が推奨されるが、結局昼は忙しくて注射出来ていないような方。こういった方は、朝、夕の混合型インスリン注射、もしくは1日1回の持効型インスリンと飲み薬を組み合わせた方が現実的です。

 

・肥満を伴っており、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬などの減量効果のある薬剤が適しているが、薬代が高額となり継続的に通院する事が難しくなってしまう方。

どんなに薬物療法が進歩しても生活習慣病と言われる糖尿病において食事療法の徹底が最優先となります。こういった方は、まず食事療法、適度な運動療法を見直した上で、メトホルミンなど薬価の安い薬物療法を組み合わせていく事が現実的な選択肢となります。

また、インスリン注射を漫然と継続しているにおいても、3kg程度の減量でインスリン離脱出来る可能性は飛躍的に高まります。

 

今後は患者さん自らが、様々な選択肢から治療を選択していく時代になっていくものと思われます。

そう考えると医療というのは医師が患者さんに治療を押し付けるようなものでもなく、顧客に対する単純なサービス業でもなく、健康を守るパートナーのような位置づけなのかと思われます。

生活や食事などの相談希望の方

糖尿病は、薬物治療だけでなく、食事を中心に普段の生活面が非常に重要です。また、インスリン注射の打ち方、自己血糖測定器の使い方なども、正確に理解し、確実に実行する事が大事です。

1ヶ月に1回通院するとしても、残りの日々は自分自身で管理する事になるからです。

 

当院では、医師が診察の際になるべく丁寧にお話をお聞きしておりますが、時間的に限界もあります。よりまとまった時間での療養指導を希望の方は、栄養相談という形で管理栄養士が相談に乗らせて頂きます。食事のみならず、注射や自己血糖測定器の使い方なども含めて、心配な事がある方は遠慮なく御申し出ください。