高血圧ガイドラインが5年ぶりに改訂
2014年以来5年ぶりに高血圧ガイドラインが改訂されました。
日本には推計約4300万人の高血圧症の患者がいますが、そのうち治療を受けてコントロールしている患者が1200万人に過ぎない状況だそうです。
今までのように「高血圧症」となったら治療を始めるのではなく、より早期の少し高くなった段階から注意しようというのが主なメッセージです。
「高血圧症」の基準は140/90 mmHg以上と据え置きでしたが、120-129/80,mmHgが「正常高値血圧」、130-139/80-89 mmHgを「高値血圧」と位置づけ、より早期での血圧管理を推奨する内容となっています。
糖尿病患者の降圧目標に関しては、診察室血圧130/80 mmHg未満、家庭血圧125/75 mmHg未満という事で大きな変更はありませんでしたが、後期高齢者含めて全体的に厳しく血圧を管理しようと言う方向性です。
ちなみに、「正常血圧」は120/80 mmHg未満のことです。
皆さんやご家族は、正常血圧でしょうか?