diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

今週5/23( 木)休診、5/22(水)AM診察です。

診察日についてはお知らせです。

今週5月23日木曜日は学会出席のため休診とさせて頂きます。

その代わり、5月22日水曜日の午前中(9:00〜12:30)を診察とさせて頂きます。大変ご迷惑を御かけ致しますが、御間違えの無いようにご注意の程お願いします。

当院での栄養相談の実施実績

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当院では、糖尿病、生活習慣病脂質異常症、高血圧、高尿酸血症など)治療において、食事療法を重視しております。

食事を見直す事で、糖尿病や生活習慣病の根底になる肥満の改善につながり、インスリン療法から離脱(飲み薬に切り替え)や最小限の薬にできる可能性が高まります。また1型糖尿病に対しては、食事療法の自由度が上がるカーボカウントの指導も積極的に導入しています。

現在、月100件程度の栄養相談を行っております。毎月継続的に受けることで、意識を高めている方も多くなっております。

押しつけでなくその方の生活スタイルに合わせた持続可能な食事療法の提案を行っております。

栄養相談をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

血糖値が良くならない時に考えるべきこと

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糖尿病患者さんが良好な血糖コントロールを保つのはそれほど簡単なことではありません。

糖尿病の外来を受診して血糖コントロールが悪化すると、主治医から「食事や運動をもっと気をつけなさい」と言われる患者さんが多いと思います。

もちろん、ストレスで食事が乱れたり冬場は寒さの影響もあって運動不足に陥ることが多いのは確かです。適切な食事療法、運動療法というのは糖尿病治療の根幹ですし、それはどんなに医学が発展しても変わらない事だと思います。

しかし、血糖値が悪化する原因として、食事と運動以外に考えなくてはならないことが何点もあり、医師としてはそれを見逃してはならないと思っています。

 

糖尿病は、年々血糖コントロールが難しくなっていく病気
⇒糖尿病発症時点で、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵臓のβ細胞の機能は、糖尿病でない人の約半分になっているというデータがあります。要するに、「ちょっと糖が高い」とか「境界型」と言われている方でも、血糖値を下げる能力は高度に低下している事になります。そして、糖尿病を発症すると常に血糖値が高い状態になり膵臓は働き尽くめになります。年々膵臓は疲れ果て、果てはインスリンの泉は枯れていく事になります。

ですから、今通用してる糖尿病の薬も数年後には不十分となる事が当たり前の話なのです。

 

患者さんにあった薬や治療法が選択されていない
⇒明らかにメタボで過体重の患者さんに、栄養指導なども行わず更に肥満を招くようなSU薬と言われるような薬のみで治療したとしたら、より糖尿病を悪化させるといっても過言ではありません。

逆に痩せ型でインスリン分泌が悪いこと(生活習慣に大きな問題はなく、遺伝的、体質的な問題が大きいです)が原因の患者さんに、「もっと食事を制限しろ、もっと運動しろ」といったら栄養失調になり健康を損ねる事は明らかです。

血糖値が高いといってもその原因は様々です。個々の患者さんに合った治療が選択されていない場合、「糖尿病治療」がむしろ糖尿病を悪化させることすらありえます。

 

インスリンの調整が適切になされていない
インスリン注射をしている患者さんで、ずっと同じ単位の注射を何年もしている患者さんをみかけます。また、自己血糖測定をしているにも関わらず、ほとんど主治医に見せる事もなく、血糖値が高い事を確認するだけになっているケースもよく見かけます。

自己血糖測定をする大きな目的が、ある時点での血糖値がいつも高い場合、そこに効いているインスリンの量を調整して血糖値を改善していく事です。

「責任インスリン」ともいいます。例えば、超速効型インスリンは、食後1〜2時間の血糖値の責任インスリンです。持効型インスリンは、空腹時血糖値の責任インスリンです。

食後1〜2時間の血糖値がいつも200以上など高い場合は、食直前に打っている超速効型インスリンを増量しましょう。

朝(空腹時)の血糖値がいつも高い場合は、1日1回打っている持効型インスリンを増量しましょう。

もちろん、インスリンの調整も例外は多々ありますが(ソモジーなど)、まずは責任インスリンの原則で地道に調整していけば、ほとんどの患者さんで目標の血糖コントロールに近づけることが可能となります。

 

他の病気を併発している
⇒最も怖いケースですが、たとえば悪性疾患(がん)を発症したことで血糖値が悪化していることがあります。特に糖尿病では膵臓がん、肝臓がん、大腸がんの発症率が増える事が知られています。血糖値が急に悪化した場合、これらの病気が隠れていないか速やかに調べる事が必要です。

 

血糖値に影響する薬を飲んでいる
⇒他科で処方されている薬で血糖値が悪化していることが良くあります。

代表的なのがステロイド剤、抗精神病薬です。患者さんが他科を受診している場合、服薬内容を必ず確認する必要があります。

 

 

当院での糖尿病治療の実際

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            (当院の待ち合い室です)

 

3月、4月と転居などに伴い糖尿病で初めて当院に受診される方が多くなっております。当院では、糖尿病治療をどのように進めているか、簡単にご紹介します。少しでも当院の雰囲気を分かって頂ければ幸いです。

 

初診前:事前にお電話で予約して頂くとスムーズです(当日の受診も受け付けております)。紹介状、糖尿病手帳、薬手帳、今までの検査結果、自己血糖測定機など出来る限り持参して下さい。

 

初診時:一般問診表、糖尿病問診票を記入してもらいます

 

診察前:採血、検尿があります。検尿は、記名したカップをお渡ししますので、採取後所定のボックスに置いてください。(女性の方で生理の場合や尿がでない方はキャンセルでも構いません。)

また年に1回程、動脈硬化の程度を見る頸動脈エコーや腹部エコー、血管年齢、心電図の検査などを行っています。

 

診察:患者さん一人一人の病気の状態、生活にあった治療法を提案致します。決して押し付けの治療はしませんのでご安心下さい。

 

診察後:必要に応じて、管理栄養士、糖尿病療養指導士による栄養相談があります。食事療法を勉強出来る機会は貴重であり、当院の大きな特徴の1つと言えます。肥満のある方は、減量する良い機会にもなりますので積極的に受けられる事を推奨しています。

 

所要時間は、状況により変化しますが、

初診時:1時間〜1時間半

再診時:30分〜1時間

程度とお考えください。栄養相談やインスリンの導入、その他検査などが入りますともう少し時間がかかる場合があります。

 

混雑する時間としては、やはり午前中、午後の早い時間です。

夕方の16時台は余裕があることが多いです。

 

金曜日AM 循環器専門外来開始のお知らせ

4月12日金曜日から、毎週金曜日9時から12時まで循環器専門医による循環器専門外来を開始します。心臓や血管の症状につき心配な方は受診をお待ちしております。

インスリンの機内持ち込みについて

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GWが近づいています。今年は最大10連休ということで、海外旅行を計画されている方も多いと思います。

海外、国内旅行に限らず飛行機に乗る際に、注意点があります。インスリンやGLP-1作動薬(トルリシティ、ビクトーザなど)を使用中の方は、手荷物として機内に持ち込む必要があります。預けてしまうと、注射液が凍ってしまい有効でなくなってしまう可能性があるからです。

注射を持ち込む際には、液体物の持ち込みの基準に従いチャック付きビニールに入れ、診断書や処方箋を一緒にお持ちください。

海外旅行の際は、英語の診断書が必要な場合が多く、主治医に事前にお知らせください。

医師募集!

一緒に患者さんのために働いて頂ける医師の方を募集します。詳しくは採用情報をご覧下さい。御連絡お待ちしております。

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