diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

インスリンの機内持ち込みについて

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GWが近づいています。今年は最大10連休ということで、海外旅行を計画されている方も多いと思います。

海外、国内旅行に限らず飛行機に乗る際に、注意点があります。インスリンやGLP-1作動薬(トルリシティ、ビクトーザなど)を使用中の方は、手荷物として機内に持ち込む必要があります。預けてしまうと、注射液が凍ってしまい有効でなくなってしまう可能性があるからです。

注射を持ち込む際には、液体物の持ち込みの基準に従いチャック付きビニールに入れ、診断書や処方箋を一緒にお持ちください。

海外旅行の際は、英語の診断書が必要な場合が多く、主治医に事前にお知らせください。

インスリンは、早期に有効に使用しましょう

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大抵の方が「インスリン注射」と聞くと拒否反応を示します。糖尿病治療の最後の手段であり、糖尿病が重症化した象徴と見なす方もいらっしゃいます。

しかし、糖尿病とはインスリンが不足する病気ですから、インスリンそのものを補充することが最も効果的に血糖値を下げてくれます。また疲れ果てた自分の膵臓(β細胞と呼ばれる細胞でインスリンを、分泌しています)を休ませ、機能を回復させる効果も期待できます。そして、この膵臓の機能を回復させる効果、言って見れば膵臓を長生きさせる効果は、糖尿病のなるべく早期にインスリンを使用した方こそ期待できます。

注射ということがハードルを高くしていますが、現在の注射針は非常に細く、痛みもほとんどありません。

糖尿病の飲み薬は、膵臓を叩いてインスリン分泌を刺激したり、インスリンの効きを良くする効果が中心です。よって膵臓が弱ってインスリン分泌が低下してきている方、高血糖が続いて悪循環が断ち切れない方には、飲み薬を何種類に増やしても大した上乗せ効果が期待できません。高血糖が続けば、糖尿病特有の慢性合併症が出てきてしまいますので、そういった方はなるべく早期にインスリンを使用して血糖値を目標値まで下げることが大事です。

当院では、初めてインスリンを使用される方に、まず現在の糖尿病薬の内服と、1日1回の持効型インスリン(24時間以上持続するインスリン)との併用から導入し、徐々に血糖値を改善する方法を推奨しています。

 

 

当院でのフリースタイルリブレの扱いについて

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当院では、フリースタイルリブレの対象として

 

1型糖尿病かつ、月の自己血糖測定回数120回で算定される方

 

のみに限らせて頂いております。

 

 

 

1月4日から診療日、診察時間が変わります

来年1月4日から診療日、診察時間を変更させて頂きます。

 

現在からの変更点

①水曜日が休診になります(現在は午前中のみ)

②土曜日の診療時間が、8:30〜13:30になります(現在は9:00 〜14:00)

③午後の診療時間が14:30〜18:00になります(現在は14:30〜18:00)

 

皆様には御不便を御掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。

インスリンポンプ療法について

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インスリン4回打ち(MDI)の治療を行っている1型糖尿病患者さん、2型糖尿病でも非常に血糖不安定な方には、インスリンポンプをお勧めしています。

 

インスリンポンプのメリットとしは、より精度の高いインスリンの注入量の設定ができること、食事の際の追加インスリンの打ち分けが出来る事、また外食の際などにお腹を出してインスリン注射をしなくて済むというのも当人にとっては非常に大きなことです。

デメリットとしては、金銭面となりますが、インスリン4回打ちと比較して数千円の自己負担の増加に留まります。

 

インスリン治療を行ってもなかなか目標HbA1cまで達する事が出来ない方、低血糖が頻回に起こって日常生活に支障を来しているような方は、インスリンポンプにつきご相談ください。当院では外来での導入を行っております。

 

禁煙外来のすすめ

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たばこが、健康を損ねる事については議論の余地がないと思われます。

様々ながんのリスクが高まり、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの患者さんが喫煙をすると、心筋梗塞脳梗塞などの動脈硬化性疾患のリスクが飛躍的に高まります。

東京五輪が近づき世の中も禁煙を推進するムードが高まっていますし、たばこの値上がり傾向も続いています。

 

そこで禁煙外来をお勧めしています。

 

禁煙外来では、禁煙補助薬(飲み薬、もしくはパッチ)を使用して3ヶ月間保険適応で禁煙に取り組みます。たばこがやめられないのは決して意思が弱いからだけでなく、ニコチン依存症になっているからです。そこで「気合い」だけでなく、禁煙に伴う離脱症状を和らげる薬を使用しながら、医療者の応援も受けながら進行していきます。

具体的な手順ですが

 

①初診時にニコチン依存症であるかどうかのチェックのため問診票を記入して頂きます。

②近年開始日を決定し、禁煙宣言書にサインして頂きます。

③毎回、呼気中の一酸化炭素を測定し、禁煙が順調にいっているかチェックします。

④受診回数は、初診を含めて計5回(2週間、2週間、1ヶ月、1ヶ月の間隔です)です。

 

禁煙を希望される方はお気軽に御相談ください。