diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

Free Styleリブレproのご紹介

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FreeStyle リブレpro (画像はアボット社HP より)

 

f:id:diabetesian:20170427133214j:plainFreeStyleリブレ(主に1型糖尿病患者で月1回通院中の患者さんが使用中)

 インスリンやGLP-1受容体阻害薬(トルリシティやビクトーザ)などの注射薬を使用している患者さんは、1日1、2回の指先穿刺の自己血糖測定(SMBG)を行っていますが、あくまでも24時間変動している血糖値のワンポイントに過ぎません。

 

そこで、このフリースタイルリブレproは、上腕に500円玉大のセンサーを貼付け、15分毎に間質液中のブドウ糖濃度を最大14日間に渡って測定し(最大2週間で1340回)、下のようなグラフとして表してくれます。お風呂にも入れますし、装着、取り外しはスタッフが行います。夜間の低血糖などブラックボックスとなっていた部分まで見えるようになるため、より安全かつ良好な血糖コントロールを目標にできます。

FreeStyleリブレと違い、リアルタイムで血糖値は分かりませんが、2週間後にまとめて結果が分かるタイプです。

半年〜1年に1回程度、血糖変動をチェックする目的にも使用出来ます。

 

 

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このFreeStyle リブレproですが、施設基準がありクリニックで導入している施設は少ない状態です(インスリンポンプ患者さんが通院中である必要があります)。

インスリン治療中、もしくは血糖コントロールの不良の方は保険適応となっております糖尿病の方に保険適応となっており、3割負担の方で約4000円となっています。

 

実際にこれまで多くの患者さんにおいて使用しておりますが、夜間の低血糖傾向、食後高血糖の傾向が多く、内服薬やインスリンの調整で血糖コントロールが改善している方がほとんどです。

 

リブレproご希望の方は、スタッフもしくは医師にまでお声がけ下さい(混雑時にはすぐに対応出来ない場合もあります)。