diabetesian’s blog

糖尿病専門医、草加市、内科

<フリースタイルリブレ>導入しました

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今までの自己血糖測定では、穿刺時の痛みや1日数回行ったとしてもそのポイントでしか血糖値が分からないという弱点がありました。

今回、アボット社が発売したフリースタイルリブレは、上腕にセンサーをはりつけ(2週間持ち、お風呂にも入れます)、血糖値を読み込むリーダーをかざすだけ(服の上からでも可能です)で瞬時に血糖値を知ることができます。suicaやオサイフケータイと同じ仕組みだそうです。それだけでなく、過去8時間の血糖値のスランプグラフ、血糖値のトレンド(同じ血糖値80でも下がっている途中なのかどうかで意味合いが違ってきます)も把握出来る非常に画期的な商品です。

二の腕に装着する方法も非常にシンプルで、穿刺の痛みも全くありません。

今のところ、保険適応になっていませんが、1日何回も穿刺して自己血糖測定を行っている糖尿病患者さんは、自費で購入されても価値のあるものかと思います。

(おおよそリーダー、2週間使えるセンサーともに7000〜8000円です)

実際、意識の高い1型糖尿病患者さんは、日本で発売になる前から海外から輸入して使用していたようです。

当院でも、フリースタイルリブレを導入し、希望のある1型糖尿病患者さんや、頻回の自己血糖測定を行っている2型糖尿病患者さんへお届けしていきたいと思っています。

是非、フリースタイルリブレを使用してみたいという方は、医師、スタッフまでお問い合わせください。当院では既に1型糖尿病患者さんで使用されている方がいらっしゃいます。