Free Styleリブレproのご紹介(当院で使用しています)
FreeStyle リブレpro (画像はアボット社HP より)
当院では、パーソナルFGMであるFreeStyleリブレを主に1型糖尿病患者に使用して頂いていますが、診療報酬の設定の問題もあり(というよりもリブレに対する診療報酬が定められていません)、限られた方のみ適応となっている現実があります。
FreeStyleリブレ(主に1型糖尿病患者で月1回通院中の患者さんが使用中)
「ニュースや雑誌に載っていたから、自分も使いたかったのに・・・」という糖尿病患者さんの声を何回聞いたかわかりません。2型糖尿病患者さんでも血糖コントロールが不良であったり、低血糖が頻発したり「自分の血糖値がどうなっているのか、詳しく調べてみたい」という思いは皆さんもっているのです。インスリンやGLP-1受容体阻害薬(トルリシティやビクトーザ)などの注射薬を使用している患者さんは、1日1、2回の指先穿刺の自己血糖測定(SMBG)を行っていますが、あくまでも24時間変動している血糖値のワンポイントに過ぎません。
そこで、このフリースタイルリブレproは、上腕に500円玉大のセンサーを貼付け、15分毎に間質液中のブドウ糖濃度を最大14日間に渡って測定し(最大2週間で1340回)、下のようなグラフとして表してくれます。お風呂にも入れますし、装着、取り外しはスタッフが行います。夜間の低血糖などブラックボックスとなっていた部分まで見えるようになるため、より安全かつ良好な血糖コントロールを目標にできます。
FreeStyleリブレと違い、リアルタイムで血糖値は分かりませんが、2週間後にまとめて結果が分かるタイプです。
半年〜1年に1回程度、血糖変動をチェックする目的にも使用出来ます。
このFreeStyle リブレproですが、施設基準がありクリニックで導入している施設は少ない状態です。
インスリン治療中、もしくは血糖コントロールの不良の方は保険適応となっております。
当院では、このFreeStyleリブレproを使用し、より安全で良好な糖尿病コントロールに活用していく方針です。